ドラゴンボール

謎の2次元空間上を7つのボールが浮遊している。

プレイヤーを動かして、相手よりも多くのボールを集めよう。

説明

• 1024px x 1024px の2次元空間上を7つのボールが等速直線運動で移動している。
  • 座標系は左上が (0, 0) である。
• ボールは空間の壁で反射し、同じ速度で動き続ける。
• 提出されたプログラムは10フレームに1度呼び出される。
• プレイヤーがボールに50px以上接近した時点でボールを取得したものとし、取得されたボールは空間上から消滅する。
• すべてのボールが回収される、もしくは1000フレームが経過した時点でゲーム終了とする。
• ゲーム終了時に取得したボールの数が多いプレイヤーの勝利となる。

入力

F
Ax Ay Asx Asy
Bx By Bsx Bsy
N
D1x D1y D1sx D1sy
D2x D2y D2sx D2sy
...

• 1行目に、ゲーム開始から経過したフレーム数Fが与えられる。
• 2行目に、以下の数値が与えられる。
  • Ax: 自プレイヤーのx座標 (px)
  • Ay: 自プレイヤーのy座標 (px)
  • Asx: 自プレイヤーの速度のxベクトルの大きさ (px/frame)
  • Asy: 自プレイヤーの速度のyベクトルの大きさ (px/frame)
• 3行目に、以下の数値が与えられる。
  • Bx: 相手プレイヤーのx座標 (px)
  • By: 相手プレイヤーのy座標 (px)
  • Bsx: 相手プレイヤーの速度のxベクトルの大きさ (px/frame)
  • Bsy: 相手プレイヤーの速度のyベクトルの大きさ (px/frame)
• 4行目に、残りのボールの数Nが与えられる。
• i+4 (1 <= i <= N) 行目に、以下の数値が与えられる。
  • Dix: i個目のボールのx座標 (px)
  • Diy: i個目のボールのy座標 (px)
  • Disx: i個目のボールの速度のxベクトルの大きさ (px/frame)
  • Disy: i個目のボールの速度のyベクトルの大きさ (px/frame)

出力

Deg Speed

• プレイヤーは慣性の法則に従い移動する。自プレイヤーを動かす方向と速度を出力せよ。
  • Deg: アクセルをかける方向 (deg)
    • 0 <= Deg <= 360
    • 真上方向から時計回りに数えた角度とする。
  • Speed: 自プレイヤーを動かす速度 (px/frame) ÷ 10
    • 0 <= Acc <= 1
• 不正な出力をした場合、0 0を出力したものとみなされる。

入力例

120
911.180 44.231 8.597 2.378
861.653 778.103 -6.468 -5.916
5
1010.032 62.652 -6.752 -5.057
148.190 990.494 8.485 6.251
645.920 613.683 -7.311 -6.160
277.993 438.184 -7.923 -8.359
850.600 647.145 -7.562 8.495

出力例

155.176 0.517

プログラム例

以下はこの課題に対して不正でない出力を行うプログラムの一例である。

C++

#include <iostream>
#include <cstdio>
using namespace std;

struct Object {
  double x;
  double y;
  double sx;
  double sy;
};

int main() {
  int F, N;
  struct Object A, B, D[7];

  while (1) {
    cin >> F;

    if (cin.eof()) {
      break;
    }

    cin >> A.x >> A.y >> A.sx >> A.sy;
    cin >> B.x >> B.y >> B.sx >> B.sy;
    cin >> N;

    for (size_t i = 0; i < N; i++) {
      cin >> D[i].x >> D[i].y >> D[i].sx >> D[i].sy;
    }

    fprintf(stdout, "%d %d\n", F % 360, 1);
    fflush(stdout);
  }

  return 0;
}